円相場 2010 8 14

 最近の急激な円高に対して、メディアや政府関係者は、
「欧米の協力がなければ、
日本が単独で介入しても効果がない」と言っています。
 しかし、私は、こう言いたい。
それは、「大軍がなければ勝てない」と言っているようなものです。
そんな大軍でしか勝てないとしたら、平凡な指揮官です。
 優秀な指揮官は、少数で大軍に勝つのです。
戦争史を調べれば、そういう勝利は数多くあります。
 最初から、「日本が単独で介入しても効果がない」と言ってしまうと、
心理戦は、放棄しているようなものです。
 為替相場という戦争も、心理戦です。
日本は、戦う前から、負けた時の言い訳を考えています。
これならば、相手は安心して攻めて来るでしょう。
 ゲリラ戦を戦う時、10倍の兵力が必要とされます。
ゲリラは、いつ何時襲ってくるか、わかりませんので、
正規軍の兵士にとっては、心理的な負担が大きいので、
10倍の兵力が必要になってしまうのです。
ゲリラの方から見れば、正規軍に対して10分の1の戦力で戦えるのです。
 終戦の日が近くなりましたが、
太平洋戦争で戦死した英霊たちは、今の日本人に怒っているでしょう。
「馬鹿ども。日本人は、いつから戦いが下手になったのか」
 日本は、秀才エリートが多すぎるのです。
秀才エリートほど、有事には役に立たないです。
 秀才エリートでは、戦争に負けるのです。
もちろん、そういう秀才エリートでも戦争に勝つ時があります。
それは、大軍を用意できた時だけです。














































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